デジタル書斎での試行錯誤
今回は、フランスの作曲家エリック・サティのような、静寂の中に溶け込むミニマルなピアノ曲を目指してAI音楽生成に挑戦しました。
単純な反復の中に宿る美しさを求めてプロンプトを練り上げましたが、AIとの対話は一筋縄ではいきません。意図しないジャズ要素が混じったり、背景にノイズが乗ったりと、デジタルならではの「壁」に何度もぶつかりました。
これからご紹介するのは、まあまあ満足いく曲を作り出すまでの過程で生まれた、大切な研究データ(楽曲)たちです。
AI音楽生成の軌跡:エリック・サティへのオマージュ
〜 試行錯誤から生まれた4つの響き 〜
▼ Sonauto 音楽生成プロンプト画面(研究データ)
※初期生成時のプロンプトと、AIが自動付与したタグ(avant-garde jazz等)の記録です。

▼ Sonauto 音楽生成プロンプト画面(研究データ)
※「極限のクリアさ」を追求した際のプロンプト構成です。ノイズを排除するための具体的なキーワード指定を確認できます。

▼ Sonauto 音楽生成プロンプト画面(研究データ)
【会心作】旋律、音質、そして美しい結末。すべての条件が揃った際の最終的なプロンプト構成とパラメータの記録です。

▼ Google Lyria 音楽生成プロンプト(研究データ)
音楽的な整合性と「サティ的な不協和音」の再現を重視したLyria用の指定です。
[Solo Piano], [Erik Satie style], [Impressionist], [Minimalist], [Melancholic], [Serene], [Unresolved harmony], [Slow tempo], [Delicate touch], [High-fidelity], [Pure acoustic sound].
完璧よりも、その時だけの響きを
最終的には、音質・旋律ともに納得のいく「White Marble Ivory」という会心作に辿り着くことができました。
制作の過程では、Sonautoの編集機能を使って曲終わりのバグ修正を試みたこともありましたが、修正と引き換えに全体の音質が損なわれてしまうという結果に。そのため、今回はあえて無理な編集はせず、AIがその瞬間に生み出した「ありのままの響き」を大切にすることにしました。
多少のバグやノイズも、AIという新しい楽器との共作の記録。デジタルな書斎から生まれた、穏やかなピアノの音色を楽しんでいただければ幸いです。

サティのような静かな曲を作りたかったのですが、途中でバグったりして本当に大変でした。

プロンプトを削ぎ落として辿り着いた「White Marble Ivory」は、まさに努力の結晶ですね!


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