15歳の娘が、約50日間の中国留学に行きました。
今回の留学は、わが家にとって初めての海外留学。
しかも、娘はまだ15歳です。
「中国へ留学する」と決まってから、航空券やスーツケースを準備するだけではありません。
スマホ、通信環境、お金、ビザ、保険、予防接種、現地での移動など、親として考えることがたくさんありました。
特に心配だったのが、
「15歳の娘が海外で困ったとき、誰に助けてもらうのか?」
ということ。
今回は、実際に娘を中国へ送り出してみて分かったことも含めて、出発前に準備したこと、実際にかかった費用、現地で起きたことをまとめてみます。
これから子どもの中国留学を考えている方の参考になればと思います。
- 娘が中国留学することになった理由
- 15歳の未成年だから、現地サポートをお願いしました
- スマホと通信環境を準備
- 中国でスマホ決済を使えるように準備
- 現金はかなり多めに持たせました
- 航空券は変更できるオプションを付けました
- スーツケースや衣類など
- ビザの申請
- 海外留学保険にも加入
- 予防接種も受けました
- 地方在住なので、関西までの交通費もかなりかかりました
- 学費・寮費は約40万円弱
- エージェントにも約10万円
- 約50日間の中国留学にかかった費用
- 現地で使った生活費・お土産代は約20万円
- 結局、全部でいくらかかった?
- 初めてだったから、かなりお金をかけました
- それでも、もったいなかったとは思わない
- 海外の友人がたくさんできた
- 中国語だけではなく、「海外で生活する力」も身についた
- 欧米への留学だったら、もっとかかったかもしれない
- 初めてだったからこそ、安心にお金を使った
- まとめ|高かったけれど、もったいなかったとは思わない
娘が中国留学することになった理由
娘は中国留学前から、中国語を独学で勉強していました。
勉強歴は約3年。
出発前にはHSK3級にも合格していました。
中国語を勉強していたこともあり、今回、中国の大学で行われるサマースクールに参加することになりました。
期間は約50日。
親としては、
「15歳で約50日も海外に行くの?」
という不安もありました。
でも、せっかく本人が興味を持って勉強してきた中国語を、実際の中国で使う機会です。
最終的には、できるだけ安全に送り出すための準備をすることにしました。
15歳の未成年だから、現地サポートをお願いしました
今回の準備で、特に重視したのが現地サポートです。
娘は15歳。
大人の留学なら本人が何とかできることでも、未成年では難しい場面があります。
そこで、エージェントさんのつてで、現地の世話人さんを手配しました。
お願いしたのは、
- 空港から大学までの移動
- 大学・寮へのチェックイン
- 現地で困ったときの対応
- 必要に応じた連絡やサポート
- 入学手続き時に必要な保証人資料への署名
など。
費用は約6万5,000円でした。
結果的に、この現地サポートには本当に助けてもらいました。
特に後から起きたスマホ決済のトラブルでは、この方が大活躍してくれました。
スマホと通信環境を準備
中国で生活するなら、スマホは欠かせません。
連絡手段としてだけではなく、
- 地図
- 翻訳
- 交通機関
- キャッシュレス決済
- 現地との連絡
など、生活そのものに関わってきます。
そこで、スマホについてはかなり慎重に準備しました。
本人が使用していた中古iPhoneと、自宅で眠っていた昔のiPhone。
この2台についてバッテリー交換を行い、約2万円かかりました。
さらに、予備のiPhoneには楽天モバイルのSIMを入れて、Wi-Fiルーターのように使うことも考えていました。
また、スマホレンタル+中国の電話番号が使えるSIMも用意し、約3万5,000円。
さらにTrip.comで香港の通信eSIMも購入しました。
価格は5,000~1万円程度。
かなり念入りに準備したのですが、結果的には、
楽天モバイルのSIMとレンタルスマホは使いませんでした。
実際に中国で使ったのは、
中国の電話番号が使える物理SIM+香港の通信eSIM
という組み合わせでした。
海外留学の準備では、出発前に「これが必要だろう」と思って用意しても、実際には使わなかったものも出てきます。
今振り返ると、ここはもう少しシンプルにできたかもしれません。
中国でスマホ決済を使えるように準備
中国留学で、個人的にかなり気になっていたのが決済方法です。
日本のように、現金やクレジットカードだけで何とかなるとは限りません。
そこで、娘も中国でスマホ決済が使えるように、出発前から準備していました。
ところが、現地に到着してから問題が発生。
なんと、娘のスマホ決済アカウントがロックされてしまいました。
15歳の娘が中国で生活している中で、スマホ決済が使えない。
これは親としてかなり焦りました。
でも、ここで現地の世話人さんが助けてくれました。
中国のカスタマーサポートへ電話で問い合わせてもらい、何度もやり取りをしていただきました。
そして最終的には、特例でロックを解除してもらうことができました。
その後は無事にまずアリペイが使えるようにな り、ウィチャットペイは1週間してロックが解除されました。
- 買い物
- タクシー
- 地下鉄
など、現地での生活に活用できました。
この経験から、
「アプリを入れておけば大丈夫」ではなく、実際に現地でトラブルが起きたときに対応してくれる人がいることが大切
だと実感しました。
今回、現地サポートをお願いしておいて本当によかったと思った出来事です。
現金はかなり多めに持たせました
スマホ決済が使えなかった場合に備えて、現金もかなり多めに準備しました。
日本円60万円を中国元に両替。
為替レートの関係で、結果的に約6万円ほど不利になったと感じています。
娘には、
中国元2万2,500元+日本円20万円
を持たせました。
今振り返ると、かなり多めです。
でも出発前は、
- 「もしスマホ決済が使えなかったら?」
- 「スマホが壊れたら?」
- 「現金しか使えない場面があったら?」
と考えてしまいます。
15歳の娘を初めて海外へ送り出す親としては、「お金がなくて困る」という事態だけは避けたかったのです。
ところが、実際にはスマホ決済が使えるようになったため、大量の現金は必要ありませんでした。
帰国時には約30万円相当を持ち帰ることになりました。
結果的には、かなり余裕を持たせすぎたかなと思います。
航空券は変更できるオプションを付けました
航空券はJALを利用しました。
費用は17万円弱。
キャンセルや時間変更ができるオプションを付けました。
結果的に、この選択が役立つことになります。
出発時、台風の影響でフライトが遅延。
予定していた便から変更になるという事態になりました。
ただ、JAL側が代替便を自動的に手配してくれたため、こちらで一から航空券を取り直す必要はありませんでした。
海外留学では、どれだけ計画していても天候などで予定が変わることがあります。
「予定通りに飛ぶとは限らない」ということも、実際に経験して分かりました。
スーツケースや衣類など
約50日間の留学ということで、スーツケースも大きめのものを準備しました。
容量は84L。
衣類なども含め、スーツケースや身の回りのものにかかった費用は5万円弱でした。
ただ、約50日間の生活を終えてみると、
「これは持って行きすぎたかな」
と思うものもあったようです。
現地で買えるものについては、最初からすべて持って行かなくてもよかったかもしれません。
というのも、現地では物価が比較的安く、服をいろいろ購入。
さらに、帰国時には現地で新しいスーツケースまで購入することになりました。
結果的に、スーツケース2個を抱えて帰国することに。
行きは「できるだけ荷物を減らそう」と思っていたのに、帰りには荷物が増えていました。
これも海外留学ならではの思い出です。
ビザの申請
ビザ申請にも費用がかかりました。
申請時は、保護者と本人の2人で大阪まで出向く必要がありました。
一方、受け取りは代理人でも可能だったため、母親だけで受け取りに行きました。
ビザ申請費用は8,000円弱。
なお、当時の制度・条件では、30日以内の滞在ならビザが不要だった可能性があります。
今回のように30日を超える留学ではビザが必要になる場合があるため、留学期間を決めるときには、最新の制度を必ず確認することをおすすめします。
海外留学保険にも加入
約50日間の海外生活なので、留学保険にも加入しました。
費用は4万9,000円弱。
これも、30日を超えることで保険料が大きくなる部分があります。
30日以内の留学と、それを超える留学では、ビザや保険などの周辺費用まで変わってくる可能性があります。
これから留学期間を考える方は、学費だけではなく、こうした周辺費用も含めて考えておくといいと思います。
予防接種も受けました
ビザ申請のため関西へ行ったタイミングで、必要な予防接種も受けました。
今回受けたのは、
- Havrix 720
- Menveo
など。
費用は約3万5,000円でした。
必要な予防接種は留学先や渡航条件によって異なるので、ここはあくまでわが家の場合です。
地方在住なので、関西までの交通費もかなりかかりました
わが家は地方在住。
そのため、ビザ申請や出発・帰国に伴って、関西方面への移動費もかかりました。
今回、
- ビザ申請:母子2人
- ビザ受け取り:母のみ
- 関西空港近くのホテルまでの見送り:母子
- 関西空港へのお迎え:母往復・娘片道
などがあり、交通費等はおよそ16万2,000円。
地方から海外へ留学する場合、こうした「空港までの交通費」も意外と大きな出費になります。
学費・寮費は約40万円弱
今回の留学で大きかったのが学費と寮費です。
内訳は、
- 寮費:9,500元
- 寮デポジット:500元
- 学費:6,500元
合計16,000元。
日本円にすると、当時の感覚で40万円弱でした。
エージェントにも約10万円
ビザのオンライン申請や留学の手配などをお願いしたエージェントへの費用は約10万円。
海外留学が初めてだったことに加え、娘は15歳。
すべてを自分たちだけで手配するよりも、サポートを受けたほうが安心だと考えました。
今振り返ると、ここも「初めてだったからこそお金をかけた部分」だと思います。
約50日間の中国留学にかかった費用
ここまでの費用を大まかにまとめると、以下のようになります。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| エージェント料 | 約10万円 |
| 現地世話人 | 約6万5,000円 |
| 学費・寮費・デポジット | 約40万円弱 |
| 航空券 | 約17万円弱 |
| スーツケース・衣類など | 約5万円弱 |
| ビザ申請 | 約8,000円弱 |
| スマホのバッテリー交換 | 約2万円 |
| スマホレンタル+中国電話番号SIM | 約3万5,000円 |
| 香港通信eSIM | 約5,000~1万円程度 |
| 留学保険 | 約4万9,000円 |
| 地方~関西の移動など | 約16万2,000円 |
| 予防接種 | 約3万5,000円 |
| 合計 | 約120万円 |
※金額はすべて概算です。為替レートや細かな出費、デポジットの扱いなどによって変わります。
現地で使った生活費・お土産代は約20万円
現地での生活費については、細かく家計簿をつけていたわけではないので、正確な数字ではありません。
ざっくり、
約20万円前後
と考えています。
内訳の感覚としては、
- スマホ決済:約15万円
- 現金:約5万円
くらい。
食費や交通費、買い物、お土産などを含めた金額です。
出発前にはスマホ決済が使えない場合に備えて現金をかなり多く持たせましたが、結果的にAlipayが使えるようになったため、現金はかなり残りました。
約30万円相当を持ち帰っています。
結局、全部でいくらかかった?
ここは少し計算がややこしいところです。
出発前の準備・支払いなどで約120万円。
この中には、娘に持たせた現金も含まれています。
その現金のうち、約30万円相当は使わずに持ち帰りました。
一方、現地では、
- スマホ決済:約15万円
- 現金:約5万円
ほど使ったと考えています。
そのため、厳密な家計簿ではありませんが、
最終的に実際に使った金額は、ざっくり110万円前後
というのが、わが家の感覚です。
ただし、この金額には親の交通費や、結果的に使わなかったスマホ関連費用なども含まれています。
そのため、
「15歳の中国留学には必ず110万円必要」
という意味ではありません。
あくまで、
「初めての海外留学で、親がかなり余裕を持って準備したわが家の場合」
の金額です。
初めてだったから、かなりお金をかけました
今回の留学費用を振り返ると、
「これはもっと安くできたな」
と思うところもあります。
例えば、
- 現地に頼れる知人がいる
- 都市部に住んでいる
- 空港へのアクセスが良い
- 留学の手続きに慣れている
そんな条件なら、今回よりかなり費用を抑えられると思います。
場合によっては、今回かかった金額の半分程度まで抑えられる可能性もあると思います。
特に、エージェントや現地サポート、地方からの交通費などは、家庭の状況によって大きく変わります。
なので、
「中国留学=100万円以上必要」
と考える必要はありません。
今回の費用は、あくまでわが家の一例です。
それでも、もったいなかったとは思わない
約50日間の中国留学。
改めて金額だけを見ると、
「結構かかったな……」
とは思います。
でも、もったいなかったとは思っていません。
何より、現地ではスマホ決済のロックというトラブルこそありましたが、それ以外に大きなトラブルはありませんでした。
そのスマホ決済のトラブルも、現地の世話人さんがカスタマーサポートへ電話で問い合わせてくれ、何度もやり取りをした末、特例でロックを解除してもらうことができました。
あのときは、
「現地サポートをお願いしておいて本当によかった」
と思いました。
そして娘は、約50日間の中国生活を無事に終えることができました。
海外の友人がたくさんできた
今回の留学で得たものは、中国語だけではありませんでした。
現地では、いろいろな国から来た留学生と交流しました。
ロシア、カザフスタン、タイ、韓国、アメリカ、イタリアなど、さまざまな国の人たちと一緒に食事をしたり、出かけたり。
日本にいるだけではなかなかできないような経験をして、海外の友人もたくさんできました。
留学前から勉強していた中国語も、実際に中国で生活することで、教科書やYouTubeだけでは得られない経験ができたと思います。
クラスは中級レベルでしたが、留学の終わり頃には、先生の話す中国語をほぼすべて聞き取れるようになったそうです。
さらに、海外の友人たちとの交流を通して、英語を使う機会も増えました。
ちなみに、クラスメイトはみんな娘より英語がペラペラ。
一方で、中国語のレベルは娘と同程度だったそうです。
そのため、友人たちとの会話は英語と中国語を半々くらいで行っていたとのこと。
中国語だけではなく、「海外で生活する力」も身についた
今回の留学では、語学以外にもいろいろな経験をしました。
初めての洗濯。
初めてのゴミ出し。
自分で生活すること。
食事も、
- 朝はフルグラなど
- 昼は学食
- 夜は外食や宅配
という生活。
日本では親が当たり前のようにやってくれていたことを、自分でやる必要があります。
15歳で約50日間、家族と離れて海外で生活する。
これは、語学力だけではなく、
「自分で考えて生活する」
という経験にもなったと思います。
今回の留学で得たものは、
- 中国語
- 英語
- 海外の友人
- 異文化の中で生活する経験
- 自分で生活する経験
そして、
「日本を出て、自分で生活してみる」という経験。
15歳の娘にとって、かなり大きな財産になったと思います。
欧米への留学だったら、もっとかかったかもしれない
今回の費用を振り返ると、約110万円前後。
決して安い金額ではありません。
ただ、もし同じくらいの期間を欧米方面へ留学していたら、航空券や現地での生活費などを含めて、さらに大きな金額になっていた可能性もあります。
もちろん、留学先やプログラムによって費用は大きく違うので、一概には言えません。
それでも、
「約50日間、中国で生活して、これだけの経験ができた」
ということには、大きな意味があったと思っています。
初めてだったからこそ、安心にお金を使った
今回の中国留学は、わが家にとって初めての海外留学でした。
しかも15歳。
だからこそ、
「何かあったらどうしよう」
という不安から、かなり余裕を持って準備しました。
現金も多め。
スマホも予備を用意。
通信手段も複数検討。
保険にも加入。
現地の世話人さんもお願いしました。
結果的には使わなかったものもありました。
でも、親としては、
「できるだけ安心して送り出したい」
という気持ちがありました。
そして、実際に大きなトラブルなく帰ってきた娘を見て、
「これでよかったんだ」
と思えました。
まとめ|高かったけれど、もったいなかったとは思わない
15歳の娘が約50日間、中国へ留学する。
出発前は、親として心配なことがたくさんありました。
スマホは使える?
お金は足りる?
空港から大学まで無事に行ける?
寮にはちゃんと入れる?
何かあったとき、誰に助けてもらえる?
そんな不安を一つずつ潰していくように準備しました。
結果的に、わが家の場合は準備から現地生活まで含めて、ざっくり110万円前後。
初めての留学だったこともあり、かなりお金をかけたと思います。
でも、現地に頼れる知人がいたり、都市部に住んでいたり、留学経験があったりすれば、もっと費用を抑えることはできると思います。
今回の金額は、あくまでわが家の一例です。
それでも、実際に娘を送り出してみて思うのは、
「高かったけれど、もったいなかったとは思わない」
ということ。
現地で大きなトラブルなく約50日間を過ごし、海外の友人をたくさん作り、中国語だけでなく英語を使う経験もできました。
そして何より、15歳で日本を離れ、自分で考えながら海外で生活した経験。
これは、金額だけでは測れないものだと思います。
初めてだったからこそ、余計にお金をかけた部分もありました。
でも、そのおかげで親も安心して送り出すことができ、娘自身も無事に約50日間を終えることができました。
わが家にとっては、十分に価値のある50日間でした。


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