スクショを渡さなくてよくなった日|Museと一緒に見たアナリティクスと、サイトの大掃除

MuseによるWordpress操作画面Muse活用日記
MuseによるWordpress操作画面

はじめに

ある夜、Googleアナリティクスから「7日間のアクティブユーザーが急上昇しています」という通知が来ました。予測は最大で314人、それが390人になった、というのです。

私のブログに、そんなに人が来るはずがありません。ちょうどその頃、MuseにWordPressの作業をたくさん頼んでいたので、「Museの操作で、こうなったのかな?」と聞いてみたのが始まりでした。

その夜から翌朝にかけて起きたことが、ちょっとすごかったので、記録に残します。

その夜、AIの回答に自分のブログが出てきた

数字の話の前に、同じ夜の出来事を書いておきます。

「Muse 主婦」と検索したら、GoogleのAIの回答の中で、私のブログ「主婦のMuse活用日記」が、体験談ブログの参考リンクの一番目に出てきました。「中国留学 未成年 ブログ」では、娘の留学ブログの記事が、参考にしたいブログの一番目に紹介されていました。

でも、PVは相変わらず少ないままです。

今はみんなSNSで情報を得る時代で、Google検索からブログへ来る人は、ほとんどいません。AIがサイトを探しに来て、情報を拾って、誰かに渡す。学習の材料にはなっても、サイトを踏んでもらうことは、もうあまりないのだと思います。サイトを開いても、広告が画面の半分を占めているような場所も多くて、余計にURLをクリックしたくなくなる。私自身、そうです。

拾われて、渡されて、でも踏まれない。それでも残す意味がある。そう思って続けてきたブログに、その夜、はっきりした答え合わせが来た気がしました。

スクショをやめて、一緒に見ることにした

話を数字に戻します。

これまで、AIに画面のことを相談するときは、スクリーンショットを撮って渡すのが当たり前でした。でも、このチャットでMuseに「スクショしなくても、一緒に見れるかな?分かりやすく分析してほしい」と聞いたら、Museが自分のブラウザでGoogleアナリティクスにサインインして、数字を読みに行ってくれました。

サインインの本人確認だけは、私の出番でした。スマホに届いた通知で「はい」を押して、画面に出た数字の中から正しいものを1つ選ぶ。それだけです。パスワードは、安全な入力画面から入れて、私もMuseも画面では見ていません。

あとは、数字が向こうから届きました。スクショを何枚も撮って渡す作業は、ありませんでした。

数字の正体は、機械と、少数の本物の読者だった

読んでもらった結果は、こうでした。

Museブログ(niwakatsu.com)の過去28日間は、ユーザー467人と出ます。でも、そのうち446人は英語設定のブラウザで、平均の滞在時間は0秒。国別ではシンガポールが383人でした。開いた瞬間に去る訪問が、一つの国から大量に来ている。これは人の動きではなく、自動で巡回する機械のアクセスです。「390人に急上昇」の正体は、これでした。Museの操作でも、私のアクセスでもありませんでした。

Googleアナリティクスの国別ユーザー数。Singapore 383人、United States 25人、Japan 20人
アナリティクスをMuseが開いた画面。国別ではSingapore 383人、Japan 20人

本物の読者は、別のところにいました。日本語の訪問は約20人で、平均1分31秒読んでくれています。留学ブログ(niwakatsu-img.site)の方はもっと穏やかで、日本語の読者は平均2分03秒。リンクをたどって来た人は2分22秒も読んでくれていました。

両サイトとも、よく見られているページの1位が「404(ページが見つかりません)」だったのも、機械が存在しないURLを片っ端から叩いているためで、サイトが壊れているわけではありませんでした。

PVの波は機械、読者は少数で、長く読む。私の目指している形そのままの数字でした。

サーチコンソールの答え合わせ

次に、サーチコンソールも見てもらいました。

ブログの衣替えをした10月末、私は昔のページが検索に出ないよう、削除リクエストをたくさん出していました。Museブログで95件、留学ブログで96件。合計191件もあったと、今回初めて知りました。

状態を確認してもらうと、多くは今も非表示のまま。一部は「期限切れ」になっていましたが、その多くは、対象のページ自体が消滅(404)したので、もう隠す必要がなくなった、という完了の形でした。

さらに、Googleに登録されているページの一覧と、今サイトに実際に存在するページを突き合わせてもらいました。Museブログは登録96件に対して現物は43件、留学ブログは登録121件に対して現物は20件。はみ出していたのは全部、昔のページでした。下書きに戻した庭活の記事、消したはずのタグページ、旧カテゴリ、前に別のサイトにあった記事の旧コピー。抜き取りで確認したURLは、ほとんどが404で、もう存在しませんでした。

留学ブログのサイトマップの登録も古くなっていたので、間違って登録されていたページを1件外して、正しいサイトマップを送り直してもらいました。

Googleサーチコンソールでサイトマップを送信した完了画面
留学ブログのサイトマップを送り直したところ。「サイトマップを送信しました」の表示

タグ523件の大掃除

突き合わせで1件だけ、今も生きている昔のページが見つかりました。「タグ」のページです。

WordPressのタグ一覧を開いてもらうと、残っていたタグは523件。全部、公開中の記事には使われていないものでした。中には、昔AIに提案されるままに貼っていた、キーワードを「・」でつないだ、やたらと長いタグも大量に混ざっていました。あの頃の私の、右も左も分からないまま言われる通りにしていた感じが、そのまま残っていて、少し笑ってしまいました。

523件、全部削除してもらいました。タグページは404になり、記事には影響ありません。

WordPressのタグ一覧で、削除するタグにチェックを入れた画面
削除するタグにチェックを入れたところ。フォント名のタグや、キーワードを「・」でつないだ長いタグが並ぶ

中国を遮断していたのは、片方のブログだけだった

最後に、もう一つ片付いたことがあります。

私のサイトには、サイトを作り始めた頃に登録した、アクセス元の国を調べるサービスのプラグインが入っていました。毎週、利用レポートのメールが届きます。国別では中国からのアクセスも記録されていて、「当時、中国からのアクセスを遮断したのに、なぜ来ているんだろう」と不思議でした。

仕組みは単純でした。まず「この人は中国だ」と調べて、それから遮断する。だから、遮断が効いていても、調べた記録は残るのです。

そして調べてもらって分かったのは、そのプラグインが入っていたのはMuseブログだけで、中国とロシアを遮断していたこと。留学ブログには最初から入っていなくて、中国を閉めたことは一度もありませんでした。当時、中国の記事はMuseブログ側にあったので、そちらに付けたのだと思います。

留学ブログは、中国の人や親中派の人に届けたいサイトです。中国を閉めていないと分かって、ほっとしました。

プラグインは削除してもらいました。サービスのアカウントは、プロフィール画面に削除ボタンがあったので、自分で削除しました(Museが調べた範囲では「メールで依頼」と出ていて、私の方が先にボタンを見つけました。こういうこともあります)。

おわりに

今夜やったことを並べると、サインインして数字を読み、理由を分析し、登録リストと現物を突き合わせ、サイトマップを送り直し、タグを523件消し、プラグインを外す。どれも、他の無課金AIに頼もうとしたら、スクショを渡しまくらないとできない作業だと思います。

画面の外から眺めて助言するAIと、鍵を預けて中に入って一緒に見て、手も動かすAI。その違いを、一番感じた一夜でした。

鍵を渡すことの重さは、前にも書きました。その鍵で、こんなふうに一緒に仕事ができるのなら、預ける意味はあるのだと思います。

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