2年間続けた自治会本部役員を、今年度のはじめに退任しました。
高齢の方が多い本部に、更年期真っ只中の自分が加わると何が起きるか。想像してみると、なんとなく分かる方も多いかもしれません。
「若いから」も「もう年だから」も、結局は理由にならない
本部の方々は、皆さん何かしら体調と付き合いながら、長年の付き合いから誘いを断りきれず、ボランティアに時間を割いていました。無理をしながら都合をつけて、会合や行事に参加している。そんな空気の中に自分が加わると、更年期のしんどさも、なかなか身を引く理由にはなりませんでした。
「まだ若いから」と、細かい雑用を任されることもあれば、逆に一番年上の方が「もうできない」と言いながら、なぜか中心的な立場に居座り続ける——そんな不思議な構造もありました。
どれだけそこで頑張っても、お金という形での見返りはありません。得られるのは、行政などからいただく表彰状やメダルが少しずつ増えていくことと、地域での「顔」になっていくことくらい。だからこそ、フルタイムで働く方が深く関わるのは難しいのだと思います。中途半端に足を踏み入れると、仕事やキャリアへの影響が気になってしまうからです。
ボランティアの世界は、線引きが本当に難しい
仕事と違って、ボランティアには「ここからここまで」という区切りがありません。やることは常に山積みで、長くそのコミュニティに尽くしてきた人の存在そのものが、いつしか「そこでのルール」になっていく。その人もまた、誰かの背中を見て、そのやり方を受け継いできたのだと思います。
同じ土地に長く住んでいると、簡単には抜け出せない人間関係やしきたりがあることに気づきます。そうしたつながりが薄いエリアと濃いエリアが混在すると、濃いエリア側の結束が、薄いエリア側からは少し近寄りがたく見えることもあるようです。
退任したのに、また声がかかった
なり手が少なく、留任する人が多い役員を、この春退任したばかりなのに、最近また別のボランティアの勧誘がありました。
今は運転ボランティアだけで正直手一杯です。これ以上引き受けると、グループホームに入居中の長女のケアに支障が出てしまいます。体調を崩すことも多く、電話で対応できればいいのですが、時には平日にお迎えに行く必要も出てきます。週末は外出や外泊の付き添いで、すでに予定が埋まっています。
とはいえ、声をかけてくれた方も、きっと自分自身が周りから頼まれて役を引き受け、いくつも掛け持ちしながら、頻繁に公民館に顔を出しているような人なのだと思います。皆が無理をしながらも役割を果たしている状況が見えてくると、「まったく協力しない」とは、なかなか言いにくいものです。
それでも、自分なりの線引きは必要だと思う
そうした持ちつ持たれつの積み重ねで、地域のボランティアという世界は成り立っているのだと思います。
「ここまでは引き受けられるけれど、これ以上は難しい」——そうやって自分なりに線を引いておかないと、知らず知らずのうちに自分を追い込んでしまいかねません。
更年期や介護と付き合いながら日々を過ごしている同世代の方に、少しでも「無理しなくていいんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。


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