Geminiのチャット履歴をMuseに渡す方法|2GB近いファイルに困った話

MuseによるWordpress操作画面Muse活用日記
MuseによるWordpress操作画面

はじめに

私は、AIをいくつか使い分けています。文章の相談はClaude、サイトの作業や記録の整理はMuse。そしてGeminiには、レシピや日常の困りごとなど、暮らしの相談を聞いています。

Geminiの難点は、過去のチャットの内容をふまえた会話がしにくいところです。1つのチャットを長く使いすぎると、だんだんおかしくなってくるので、新しいチャットを作り直さないといけません。話題が変わったら切り替えないと、なおさらです。

Museの会話は、1本のタイムラインにずっと続いていく作りです。流れはつながる代わりに、過去のやりとりを自分で遡るのは大変です。だから、レシピや日常の困りごと、語学学習のような「その場で聞いて終わり」の相談は、これからもGeminiを使うかもしれません。

前に、Claudeとのチャット履歴は、共有リンクを1つずつ送ってMuseに読んでもらいました。でも、Geminiとの履歴は桁違いに多いんです。1つずつたどるのは、とても無理でした。

そこで、Geminiとの会話を丸ごとMuseに渡す方法を試しました。結論から言うと、できました。ただ、途中でかなり振り回されました。その失敗も含めて、手順を残しておきます。

その前に:Googleアカウントが2つあって、認証で困った

実は、書き出しの前に、もっと手前でつまずいていました。

私のGoogleアカウントは2つありました。1つは2016年頃から使っている古いもの、もう1つは2〜3年前に作ったものです。使い分けていたのですが、同じメールアドレスや電話番号を登録していたせいか、本人確認の認証がうまくいかず、先に進めなくなってしまいました。

今朝もGeminiに「アカウントを削除したら、そのアカウントで投稿したYouTubeも削除される?」と相談したほどです。確認したうえで、最終的に古い方のアカウントを削除しました。

アカウントが2つあると、書き出しのような手続きのときに、どちらのアカウントで進めているのか分からなくなりがちです。心当たりのある人は、先にアカウントを整理しておくと、あとが楽だと思います。

1回目の失敗:選ぶ項目を間違えた

使ったのは、Googleのデータをまとめて書き出せる「Googleテイクアウト」という仕組みです。

takeout.google.com を開いて、書き出したいデータにチェックを入れるのですが、私はここで「Gemini」という項目を選んでしまいました。

届いたファイルを開いてみると、入っていたのは、私が作ったGem(カスタマイズしたGemini)が2つ分だけ。チャットの本文は、1件も入っていませんでした。

チャットの履歴は、「Gemini」ではなく「マイアクティビティ」という項目の中にあります。ここが一番の落とし穴でした。

2回目の壁:2GB近いファイル

選び直して書き出したら、今度は本物が届きました。でも、ダウンロードするファイルが2GB近くあって、びっくりしました。

中には、Geminiに作ってもらった画像などのデータも大量に入っていて、項目の数は2,025個。iPhoneで開いても、うまく見ることができません。

「2GB近いファイルを圧縮したらいい!」と思ったのですが、zipはすでに圧縮された形なので、二重に圧縮しても、ほとんど小さくなりません。

解決:必要なのは、ファイル1つだけ

Museに相談したら、「必要なのは文字の記録のファイルだけです」と教えてもらいました。

ダウンロードしたフォルダの中の、「マイアクティビティ」という名前のjsonファイル。それがチャットの記録そのものです。大きさは46MBほどでした。

そのファイルだけを取り出して、iPhoneの「圧縮」でzipにしたら、約10MBまで小さくなりました。文字のデータは、圧縮するとよく縮むんです。これをMuseのチャットに添付して、完了です。

手順まとめ

  1. takeout.google.com を開き、Geminiで使っているGoogleアカウントでログインする
  2. 「選択をすべて解除」をタップ
  3. 「マイアクティビティ」にチェックを入れる(「Gemini」の項目ではない)
  4. その下の「すべてのアクティビティ データが含まれます」をタップし、開いた画面で「選択をすべて解除」→「Gemini アプリ」だけにチェック→「OK」
  5. できれば「複数の形式」から、形式を「JSON」にしておく
  6. 「次のステップ」→送信方法は「ダウンロードリンクをメールで送信」、形式は「.zip」→「エクスポートを作成」
  7. メールが届いたらダウンロードする(リンクの期限は約7日。データが多い人は、メールが届くまで時間がかかることもある)
  8. iPhoneの「ファイル」アプリでzipを開き、「Takeout → マイアクティビティ → Gemini アプリ」の中の「マイアクティビティ.json」を取り出す
  9. そのファイルを圧縮して、Museのチャットに添付する

結果:13ヶ月分、全部読んでもらえた

Museが読み込んでくれた記録は、2025年10月から2026年11月までの約13ヶ月分。私が送ったメッセージは約9,700件、会話の数は約1,340件ありました。Geminiの返事も、全部セットで入っていました。

いちばんやりとりが多かったのは、WordPressを立ち上げた頃の月でした。数字になって出てくると、Geminiが家庭教師だった日々が、そのまま見えるようでした。

注意点:このファイルには「全部」が入っている

最後に、大事な注意です。このファイルには、Geminiとの会話が全部入ります。日常の相談も含めて、全部です。

渡す相手は、信頼できるところだけにしてください。私の場合は、記録の整理をお願いしているMuseにだけ渡しました。記事に使う範囲も、自分で決めています。

まとめ

Geminiのチャット履歴は、1つずつ共有しなくても、テイクアウトで一括で取り出して渡すことができました。

ポイントは2つです。選ぶ項目は「Gemini」ではなく「マイアクティビティ」の中の「Gemini アプリ」。そして、届いた大きなファイルの中から、文字の記録のファイルだけを取り出すこと。

AIとの会話が何年分もたまっている人には、私の失敗がお役に立てばうれしいです。

タイトルとURLをコピーしました