ブログを渡り歩いた私が、WordPressを立ち上げるまで

WordPress運営
はてなブログ時代のPV画面

20年以上前、ガラケーのmixiで初めてブログを書きました。その後しばらく離れ、はてなブログで本格的に書き始めてから、もう10年近くになります。でも、そのほとんどは「誰かの場所を借りて書く」時間でした。

はてなブログに書いて、noteに書いて。どの場所にも良さはあったけれど、心のどこかでずっと思っていたのです。「自分のサイトが欲しいな」と。

この記事は、そんな私がブログを渡り歩いて、長年の夢だったWordPressを立ち上げるまでの記録です。PCは持っていません。使ったのはiPhoneと、AIの相棒だけでした。

本格的に書き始めたのは、はてなブログでした

本格的に書き始めたのは、はてなブログです。

2017年には、はてなブログでGoogleアドセンスの審査に通ったこともありました。今より審査はずっと緩くて、何より、設定のやり方を親切に教えてくれるブロガーさんたちがいました。分からないことがあれば、誰かの記事が助けてくれる。そんな時代でした。

でも、子育てや暮らしに追われるうちに、更新は止まりがちになりました。はてなブログは、いつしか「データの保管箱」のようになっていました。書く場所というより、昔のものを仕舞っておく場所になっていたのです。

noteで「書くこと」を取り戻しました

転機は、昨年noteを再開したことでした。

noteには、先に歩いているブロガーさんたちがたくさんいて、情報交換も活発でした。SNSでの偶然の出会いもあって、「ブログをやってみよう」「アドセンスって何だろう」と、止まっていた気持ちが動き出したのです。

noteでの交流があった数か月が、私に勇気をくれました。「やっぱり、自分のWordPressを持ちたい」。長年の夢が、もう一度顔を出したのです。

今でもnoteは、私にとって「安心できる実家」のような場所です。でも、住む家は別に構えよう。そう決めました。

夢だったWordPress。でも、壁は高かった

いざWordPressを調べ始めると、最初の落とし穴が待っていました。

WordPressには2種類あるのです。登録が簡単な「WordPress.com」と、自分でサーバーを借りる「WordPress.org」。ところが、.comの方でアドセンスを貼ろうとすると、「ビジネスプラン(年間約6万円)」という表示が出てきました。管理画面で「6万円」の文字を見たときは、本当に驚きました。

私が選んだのは、.orgの方です。レンタルサーバーは月1,000円程度。ドメインはサーバー契約の特典で無料でした。高機能なテーマ(私のブログはCocoon)も、広告も、自由に使えます。

とはいえ、私にはPCがありません。あるのはiPhoneだけ。「iPhoneひとつでWordPressなんて、無謀じゃないか」。そう思わない日はありませんでした。

AIが、私の家庭教師になりました

その無謀な挑戦を支えてくれたのが、生成AI(当時はGemini)でした。

難しいIT用語は、24時間いつでも、噛み砕いて教えてくれます。Search Consoleという道具の使い方も、「家に最新の地図を渡す」「新着記事の呼び鈴を鳴らす」という具合に、暮らしの言葉に置き換えてもらうと、すっと頭に入りました。

結果として、独自ドメインのサイトを開いて、アドセンスの申請まで、2日で進むことができました。知識ゼロ、コードも書けない私が、です。

もちろん、AIは「代わりに書いてくれる人」ではありません。ネタは自分の頭で考えて、AIには「最初の読者」になってもらう。分からないことを聞く相手がいる、というだけで、挑戦の景色はまるで違いました。

立ち上げてすぐに、洗礼が来ました

サイトを開いて数日後、コメント欄に見慣れない英語のコメントが届き始めました。サイトを褒めてくれているような文面なのに、関係のないリンクが貼ってある。「これって、もしかしてスパム?」。怖くて、手が止まりました。

これもAIに相談しました。答えは「典型的なスパムです」。プラグインを入れなくても、WordPressの標準の設定(コメントの手動承認、リンク付きコメントの保留、キーワードの登録)だけで防げると教えてもらい、iPhoneで1つずつ設定しました。

笑ってしまう失敗もありました。アドセンスの管理画面に「有効化に必要な手順が完了しました」と出たのを見て、「やったー!合格だ!」と大喜びしたのです。……実はそれ、審査の手続きが済んだという意味で、合格ではありませんでした。数日経っても広告は出ず、画面には「審査待ち」の文字。がっくりしましたが、今となっては、この勘違いも含めて、私のWordPressの始まりの思い出です。

審査の壁と、目的の変化

その後の審査は、決して順調ではありませんでした。2025年12月には、「有用性の低いコンテンツ」、続いて「ポリシー違反」と、立て続けに不合格を受け取りました。一生懸命書いた自分の言葉が、否定されたような気がして、落ち込みました。

はてなブログ時代は一発合格だったのに、Wordpressの2サイトとBloggerサイトの挑戦も合わせると、不合格の回数は、数えてみれば両手の指でも足りないくらいになりました。詳細は書きませんが、「何度落ちても、また出す」。その繰り返しでした。

専門家への有料代行に丸投げしようか、とも考えました。でも、踏みとどまって選んだのは、AIを「身代わり」ではなく「伴走者」にして、自分の言葉でサイトを作り直す道でした。

そうやって進むうちに、私の目的は変わっていきました。最初は「収益化」が目標でした。でも今は、「Googleに認められたという達成感」と、「自分のサイトを、自分の力でコントロールしているという手応え」。お金より先に、その2つが私の原動力になっています。

正直に言えば、WordPressの運営は楽ではありません。サーバーの管理も、セキュリティも、全部自分です。もし自分では解決できない大きなトラブルが来たら、そのときは潔くやめるつもりでいます。それでも、「自分の城」を持つ楽しさは、借りものの場所では味わえませんでした。

まとめ

はてなブログで本格的に書き始めて、noteで書き直す楽しさを思い出して、そしてWordPressにたどり着きました。渡り歩いた時間は、遠回りだったかもしれません。でも、あの場所たちがあったから、今の私の「城」があります。

ちなみに、そのとき立ち上げたWordPressが、このブログです。もう1つのサイトは、最初は写真を置いておく「画像の保管箱」として使い始めて、後から娘の留学を記録するブログになりました。2つのサイトを行き来する今の形は、渡り歩きの続きなのだと思います。

「WordPressは難しそう」と諦めている方へ。PCがなくても、コードが書けなくても、AIを家庭教師にするという道があります。私のこの泥臭い記録が、いつかどこかの誰かの、小さな一歩の参考になればうれしいです。

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