2025年春、グループホーム入居から始まった新しい生活
一度は、お世話をグループホーム(以下GH)にお任せした子供を、自宅で外泊させるということは、とても神経をつかいます。GHへの入居を支援下さった相談員さんからは、本人がGHに慣れるまで、外泊は盆正月位にしておいた方がいいと助言を受けた事もあり、外泊は盆正月のみ、親との外出は月2回と決めました。ちなみにGHには2025年の春に入居しました。
お盆から正月へ。2度目の外泊で実現した「家族6人」の集まり
2025年のお盆休みは、母子で旅行がてら、近場の民泊で1泊して、自宅で2泊しました。それが初めての外泊で、今回正月休みの外泊は2回目になります。お盆休みの時は、長男次男の帰省と重ならず、長女のみの帰省になりました。長男が家を出てからは、中々6人が揃う事もなかったのですが、今回は珍しく勢揃いできました。みんなが少し大人になり、里帰りできて、私も感慨深かったです。しかし、県外に巣立った息子達を迎え入れるのと、GHから自宅に外泊で戻る長女のそれとは、少し勝手が違います。
「自立」と「親の本音」。娘に伝えたこと、娘が感じていること
表向きは成人した知的障害者の自立を促すために、GHへの入居を決めた訳ではありますが、私が精神的にきつかったから、GHに長女のお世話を依頼したという側面もあります。長女にはこう言い聞かせをしてきました。お兄ちゃんや弟も、18歳を過ぎたから家を出た。(長女)ちゃんが1番長く家にいたんだよ。20歳になったんだから、一人暮らし(GHでの生活)しようねと。本人の頭の中では、大人になったから一人暮らし(GH入居)することになったと捉えている部分もありますが、たまに情緒不安定になると、親が一緒にいたくないからGHに入る事になったんやと訴える事もあります。そのため、今回の外泊は、長女最優先で、心構えしていました。
穏やかに過ごすための「事前準備」と「家族への配慮」
親戚との交流と、社協を通じた「金銭管理」の訓練
今回の外泊では、親戚からいただいたお年玉の使い道についても話し合いました。先程の表にまとめた通り、残ったお金は私が管理し、11ヶ月分に小分けして毎月本人に渡す約束をしています。
実は2025年の秋から、社会福祉協議会(社協)さんに金銭管理のお手伝いをお願いしています。毎月、福祉就労で得た工賃(1〜2万円程度)を社協さんに預け、そこから1ヶ月分をさらに4つの封筒に分けて受け取ります。「1週間に使えるのは1500円まで」というルールを自分で守れるよう練習中なのですが、そのおかげで、以前よりも少しずつ計画的にお金を使う習慣が身についてきたようです。
まとめ:笑顔で見送れた「またくるね」の言葉
長女が自宅に戻ったばかりの日は、久しぶりの我が家に興奮してハイテンションな様子でした。中盤からは少し疲れが出てきたのか、些細なことでカーッとなり、癇癪(かんしゃく)を起こす場面もありましたが、一晩寝るとスッキリした表情に戻っていました。
GHへ戻る当日は、朝から機嫌が良く安心しました。本人も「そろそろ自分の生活に戻る時間だ」と分かっているようで、自分から帰る支度を一緒にしてくれました。総合的に振り返ると、大きなトラブルもなく、穏やかな外泊だったと思います。
次は2週間後の外出です。「また来るね」と言い残して、笑顔で手を振る娘を見送ることができました。
GHへの入居は決して『離ればなれ』になることではなく、より良い関係を築くためのステップだと感じました。

