特別支援が必要なお子さんを持つ親にとって、スマートフォンは「社会への扉」であると同時に、時に「心の平穏を乱す刃」にもなります。 「友達と同じように過ごしてほしい」という親心と、特性ゆえの「感情コントロールの難しさ」。 その狭間で揺れ動く日々を振り返ります。
1. 繰り返される「スマホ・ループ」の構造
支援学校で広がった交友関係。 しかし、仲が深まるほどにLINEトラブルは増えていきました。 一度火がつくと止まらない感情の嵐。 これまで何度も、端末を変え、契約を見直してきました。
スマホ・トラブルの再発サイクル
1. 渇望:「友達とつながりたい」と切望しスマホを手にする
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2. 衝突:LINEでの些細な行き違いから激しい喧嘩・癇癪
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3. 断絶:本人が耐えきれずアカウント削除や解約
2. 精神的不安定さが「買い物」への執着に
SNSでのトラブルがあると、娘は「買い物」で感情を発散しようとすることがあります。 私にだけ出す「お出かけしたい」というSOS。 振り回されてヘトヘトになることもありますが、わずか1時間の買い物で笑顔が戻る彼女の姿は、母子の信頼の形なのだと感じています。
3. 「お小遣い」に込める、祖父母の愛情と自立への願い
現在、祖父母からもらうお小遣いの管理について考えています。 「自分が死んだ後も、この子に愛情を伝え続けたい」という祖父母の想いを大切にしたい。 来月からは封筒に小分けするなどの工夫をしながら、本人が少しずつ自分で管理する練習を始める予定です。
4. 結び:最適な距離感を探し続けて
障害特性と「人権」、そして生活の平穏。 そのバランスを保つための試行錯誤に正解はありません。 これからも、本人の意思を尊重しながら、最適な距離感を一緒に探していこうと思います。


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